はたらくログ 操作マニュアル

1. はたらくログについて



はたらくログは、日々の作業時間を記録・管理するためのWebアプリケーションです。
タスクの開始・停止・完了を管理し、総作業時間を自動で計算します。

主な機能

  • 作業時間の計測とタスク管理
  • 案件・作業項目のマスター管理
  • Backlogとの連携(課題のインポート)
  • メモの保存
  • ユーザー管理機能(管理者向け)
  • セキュアなユーザー認証システム

2. ログイン



アプリケーションにアクセスすると、ログイン画面が表示されます。

■ログイン方法

利用方法に応じて、以下の2つのパターンがあります:

既存ユーザーの場合

設定したユーザーコード(社員番号)パスワードを使用してログインしてください。

初回利用の場合

「新規アカウント登録」ボタンから、ユーザーコード(社員番号)とお好みのパスワードを設定してアカウントを作成できます。


■新規アカウント登録

初めて利用する場合は、「新規アカウント登録」ボタンから登録申請を行ってください。

  1. ログイン画面の「新規アカウント登録」ボタンをクリック
  2. 自身の社員番号(数字4桁)をユーザーコードに入力
  3. パスワードを設定(6文字以上)
  4. 登録ボタンをクリック

注意:登録後、管理者の承認が必要です。承認されるまでログインできません。


■セッションタイムアウト

セキュリティのため、最終操作から12時間経過すると自動的にログアウトされます。
再度ログインしてご利用ください。

3. ユーザー管理(管理者機能)



管理者権限が必要:以下の機能は管理者権限を持つユーザーのみが利用できます。

■ユーザー管理画面へのアクセス

メイン画面の左側メニューにある「ユーザー管理」ボタンを選択します。

■ユーザー一覧

登録されているすべてのユーザーが一覧表示されます。各ユーザーの以下の情報を確認できます:

  • ユーザーコード:ログインに使用するID
  • 権限:管理者または一般ユーザー
  • パスワード状態:正常・未正常
  • 最終活動:最後にシステムを利用した時刻
  • 登録日:アカウント作成日時

■新規ユーザーの承認

新規登録されたユーザーは、管理者が承認するまでログインできません。

  1. 未承認ユーザーの行にある「承認」ボタンをクリック
  2. 確認ダイアログで「OK」をクリック
  3. 承認が完了し、該当ユーザーがログイン可能になります

■パスワード管理

パスワードリセット

ユーザーがパスワードを忘れた場合、管理者が一時パスワードを発行できます。

  1. 該当ユーザーの「パスワードリセット」ボタンをクリック
  2. 一時パスワードが生成され、画面に表示されます
  3. 一時パスワードをユーザーに伝えます(有効期限:24時間)
  4. ユーザーは一時パスワードでログイン後、新しいパスワードの設定を求められます

パスワード変更

管理者は自分自身や他のユーザーのパスワードを直接変更できます。

■管理者権限の管理

一般ユーザーに管理者権限を付与したり、管理者権限を削除したりできます。

  • 管理者権限を付与:一般ユーザーの「管理者権限を付与」ボタンをクリック
  • 管理者権限を削除:管理者の「管理者権限を削除」ボタンをクリック

制限事項:
・自分自身の管理者権限は削除できません
・最後の管理者の権限は削除できません(最低1名の管理者が必要)

■ユーザーの削除

不要になったユーザーアカウントを削除できます。

警告:ユーザーを削除すると、そのユーザーの全データ(作業記録、案件、作業項目など)も完全に削除されます。この操作は取り消せません。

  1. 削除したいユーザーの「ユーザー削除」ボタンをクリック
  2. 確認ダイアログで内容を確認
  3. 「OK」をクリックして削除を実行

4. グループ管理(管理者機能)



管理者権限が必要:以下の機能は管理者権限を持つユーザーのみが利用できます。

■グループ機能について

グループ機能を使用すると、ユーザーを部署やチームごとに分類できます。
チームメンバービューでグループ別に絞り込んで表示することで、組織が大きくなっても効率的に作業状況を確認できます。

■グループ管理画面へのアクセス

ユーザー管理画面の上部にある「グループ管理」ボタンをクリックします。

■グループの作成

  1. グループ管理画面で「グループ作成」ボタンをクリック
  2. グループ名を入力(例:営業部、開発部)
  3. 説明を入力(任意)
  4. 「作成」ボタンをクリック

■グループの編集

  1. グループ一覧で編集したいグループの「編集」ボタンをクリック
  2. グループ名、説明を変更
  3. 「更新」ボタンをクリック

■グループの削除

不要になったグループを削除できます。

注意:
所属ユーザーがいるグループは削除できません。
先にユーザー編集画面で所属ユーザーのグループを変更してから削除してください。

■ユーザーへのグループ割り当て

各ユーザーにグループを割り当てるには、ユーザー管理画面から行います。

  1. ユーザー管理画面で対象ユーザーの「詳細」ボタンをクリック
  2. 「ユーザー編集」ボタンをクリック
  3. 所属グループのドロップダウンからグループを選択
  4. 「更新」ボタンをクリック

ヒント:
グループは「グループなし」も選択できます。グループに所属していないユーザーは、チームビューで「全てのグループ」を選択したときのみ表示されます。

一般ユーザーについて:
一般ユーザーは自分でグループを変更することはできません。グループの変更が必要な場合は管理者に依頼してください。

5. アカウント管理



一般ユーザーは、自分のアカウント情報の確認とパスワード変更ができます。

■アカウント詳細の確認

メイン画面の右上にある「アカウント詳細」リンクをクリックすると、以下の情報を確認できます

  • 基本情報:ユーザーコード、権限、登録日
  • ユーザー名:チームメンバービューに表示される名前(ご自身で設定してください)
  • 所属グループ:自分が所属しているグループ(部署)名が表示されます
  • 最終更新:アカウント情報が最後に更新された日時
  • 最終活動:最後にシステムを利用した日時
  • 統計情報:登録した案件数、作業項目数、タスク数

グループについて:
所属グループは管理者によって設定されます。一般ユーザーは自分でグループを変更することはできません。
グループの変更が必要な場合は、管理者に依頼してください。

■パスワードの変更

セキュリティのため、定期的なパスワード変更を推奨します。

  1. アカウント詳細画面の「パスワード変更」ボタンをクリック
  2. 現在のパスワードを入力
  3. 新しいパスワードを入力(6文字以上)
  4. 確認のため新しいパスワードを再度入力
  5. 「変更」ボタンをクリック

ヒント:パスワードは英数字を組み合わせた推測されにくいものを設定してください。

6. タスク管理



■タスクの追加

「行を追加する」ボタンをクリックして新しいタスクを追加できます。

■作業時間の記録

  • 開始ボタン(再生アイコン):作業を開始します。開始中は行がハイライトされます。
  • 一時停止ボタン:作業を一時停止します。
  • リセットボタン(四角アイコン):記録時間を0に戻します。
  • 完了ボタン(チェックアイコン):タスクを完了状態に変更します。

■時間の直接編集

時間列をクリックして直接時間を編集することも可能です。「HH:MM:SS」形式で入力してください。

■タスクの並び替え

各行の左端のハンドル(点々アイコン)をドラッグしてタスクの順序を変更できます。

■非公開(プライベート)設定

タスクごとに「非公開」設定を行うことができます。

  • 各タスク行の「非公開」ボタンにチェックを入れると、そのタスクは非公開になります
  • 非公開に設定したタスクは、チームメンバービューに表示されません
  • 個人的なタスクや機密性の高い作業を他のメンバーから隠したい場合に便利です

7. チームメンバービュー



チームメンバービュー機能を使用すると、他のチームメンバーの作業状況をリアルタイムで確認できます。
チーム全体の作業効率向上や進捗共有に役立ちます。

■チームビューの表示方法

メイン画面の上部にある「チームメンバー」タブをクリックすると、チームメンバービューに切り替わります。
「自分」タブをクリックすると、自分のビューに戻ります。

■グループで絞り込み

チームメンバービューでは、グループ(部署)による絞り込み機能を使用できます。

  1. チームメンバービューの上部に「グループで絞り込み」ドロップダウンが表示されます
  2. ドロップダウンから表示したいグループを選択します
  3. 選択したグループに所属するメンバーのみが表示されます
  4. 「全てのグループ」を選択すると、全メンバーが表示されます

ヒント:
グループ機能を使用すると、部署やチームごとにメンバーの作業状況を確認できます。
グループの作成や所属メンバーの設定は、管理者が「グループ管理」機能で行います。

■表示される情報

チームメンバービューでは、以下の情報が表示されます:

  • 社員番号:各ユーザーのユーザーコード
  • メンバー名:各ユーザーのユーザー名(アカウント詳細で設定された名前)
  • タスク一覧:各メンバーの現在のタスク
  • 案件名:各タスクに設定された案件
  • 作業内容:タスクの詳細説明
  • 課題キー:Backlogから連携された課題のキー
  • 作業時間:各タスクの累計作業時間
  • ステータス:作業中または完了の状態
  • 総作業時間:各メンバーの1日の総作業時間

■プライベートタスクについて

プライベート設定されたタスクは、チームメンバービューには表示されません。
これにより、個人的なタスクや機密性の高い作業を他のメンバーから隠すことができます。

ヒント:
非公開設定は、タスク行の「非公開」ボタンにチェックを入れることで設定できます。

■リアルタイム更新

チームメンバービューの情報は自動的に更新されます。他のメンバーがタスクを開始・停止・完了した場合、その変更がリアルタイムで反映されます。

■注意事項

  • 閲覧専用:他のメンバーのタスクを編集することはできません
  • ユーザー名の設定:チームビューで正しく表示されるよう、アカウント詳細でユーザー名を設定してください
  • 承認済みユーザーのみ:管理者によって承認されたユーザーのみが表示されます

8. 案件管理



「案件一覧管理」ボタンから案件のマスターデータを管理できます。

案件の追加

  • 案件ID:英数字で案件を識別するIDを入力(例:A012345)
  • 案件名:案件の名称を入力

登録した案件は、タスクの案件名選択で使用できるようになります。

9. 作業項目管理



「作業一覧管理」ボタンから作業内容のマスターデータを管理できます。
よく使用する作業内容を事前に登録しておくと、入力が効率化されます。

ヒント:「画面作成」「データチェック」「配信」「MTG」などの頻繁に使用する作業内容を登録しておくと便利です。

10. Backlog連携



■設定

  1. 「Backlog設定」ボタンをクリック
  2. BacklogスペースURLhttps://asmarq.backlog.comを入力
  3. APIキー:BacklogのAPIキーを入力 (※API取得方法はこちら
  4. 「保存」ボタンをクリック

■課題のインポート

  1. 「タスクをインポート」ボタンをクリック
  2. 自分に割り当てられた未完了の課題一覧が表示されます
  3. インポートしたい課題にチェックを入れます
  4. 「選択した課題をインポート」ボタンをクリック

■課題名の解析ルール

課題名から案件情報を自動で抽出するルール:

基本的な課題名フォーマット

N●【作業種類】案件名【案件ID】

案件ID抽出の優先順位

  1. 【A******】パターンを優先検索:Aから始まる案件IDを課題名から抽出
  2. 末尾の【******】をフォールバック:Aから始まる案件IDがない場合は末尾の括弧を抽出
  3. 案件IDなしの場合:「案件名未取得」として作成

解析例

例1(基本パターン):

「N●【画面作成】テスト調査【A012345】」

→ 案件名:「【A012345】テスト調査」

→ 作業内容:「画面作成」(Backlogカテゴリ名)

例2(備考付きパターン):

「N●【データチェッカーチェック】テスト調査【A012345】※7/31まで」

→ 案件名:「【A012345】テスト調査」

→ 作業内容:「データチェッカーチェック」(Backlogカテゴリ名)

例3(末尾パターン):

「N●【配信】テスト調査【B012345】」

→ 案件名:「【B012345】テスト調査」

→ 作業内容:「配信」(Backlogカテゴリ名)

注意:作業内容にはBacklogの「カテゴリ名」が使用されます。課題にカテゴリが設定されていることを確認してください。



■タスク完了時の自動連携

Backlogからインポートしたタスクを「完了」ボタンで完了状態にすると、自動的にBacklogに以下の情報が連携されます

課題ステータスの更新

  • 課題のステータスが自動的に完了状態に変更されます
  • 既に完了状態の課題は更新されません

作業時間の記録

  • Backlogに作業時間が記録されます
  • 課題にコメントとして「作業完了 - 作業時間: XX:XX:XX」が自動追加されます
  • ※36秒未満の場合は作業時間は記録されませんが、完了コメントは追加されます

自動連携のメリット:
• 作業時間の重複入力が不要
• Backlogでの課題管理が自動化
• 作業完了の記録が確実に残る

注意事項:
• 連携にはBacklog APIキーの設定が必要です
• ネットワークエラー等で連携に失敗した場合、エラーメッセージが表示されます
• 手動で追加したタスク(Backlogからインポートしていないタスク)は連携されません


■Backlogタスクの編集制限

Backlogからインポートされたタスク(課題キーが設定されているタスク)には、データの整合性を保つため編集制限があります。

編集不可項目:

  • 案件名:プロジェクト選択ドロップダウンが無効化されます
  • 作業内容:作業内容入力フィールドが無効化されます

編集可能項目:

  • 時間計測:開始・停止・リセット・完了操作
  • 作業時間:手動での時間編集
  • プライベート設定:他のメンバーからの表示/非表示
  • タスクの削除:不要な場合の削除操作

理由:
Backlogタスクの案件名と作業内容は、Backlog課題の情報と連動しています。
これらを変更するとBacklogとの整合性が取れなくなるため、編集を制限しています。

ヒント:
Backlogタスクかどうかは、「課題キー」列に値が入っているかで判断できます。課題キーが表示されているタスクは編集制限の対象です。

11. メモ機能



画面下部のメモエリアには、その日の気づきや特記事項を自由に記録できます。 入力内容は自動で保存されます。


よくある質問 (FAQ)